
- By Susan Annoura
- In 不動産市場レポート
ヒューストン不動産アップデート(2025年12月29日)
2025年12月22日終了週のデータが発表されました。2025年の第51週となり、2024年の第51週と比較すると、新規売出物件数はやや増加(+3.6%)、契約に入った物件数はやや減少(-2.8%)、成約件数は減少(-4.7%)、一方で内覧数(ショーイング)は増加(+6.1%)しています。中でも特に注目すべき数字は、「オフマーケット(市場から取り下げられた物件)」の数が、前年同週比で17.3%増加している点です。これは何を意味するのでしょうか?これは、売主の約17%が自宅の売却を試みたものの、①希望する価格で売れなかった、②オファーが入らなかった、③インスペクションを通過できなかった、④売主と買主の条件交渉がまとまらなかった、のいずれかの理由により、最終的に売却を断念し、物件を市場から引き上げたことを意味します。これは非常に興味深い現象です。これまでであれば、売主がより柔軟に対応するか、あるいは買主が「どうしても欲しい」と考え、納得できる価格で入札したり、修繕要求を諦めたりするケースが一般的でした。しかし今回のデータは、売主が昨年よりも強気な姿勢を取っている一方で、買主は「妥当だと感じない価格には応じない」という姿勢を明確にしていることを示しています。その結果、買主の要望に柔軟に応じるのではなく、売主の約17%が「売らない」という判断を下し、物件を市場から取り下げているのです。


